アメリカの政治に影響力をもつAIPACとは - 世界情勢

アメリカの政治に影響力をもつAIPACとは

AIPACをご存じでしょうか?

最近は日本人でも知ってる人は多いと思います。

AIPACとはThe American Israel Public Affairs Committeeの略で
80年代ごろからアメリカでもっとも影響力のあるロビイスト団体といわれています。

AIPAC=アメリカ・イスラエル公共問題委員会

AIPACの設立は1963年ですが、1953年にユダヤ人グループより資金を得て設立した
「公共問題に関するアメリカ・シオニスト委員会」がAIPACの前身です。

アメリカに数ある利益団体やロビイスト団体の中でも、AIPACは外交政策、
特に中東においてイスラエルの利益と支援のために米国政治を動かす、
はっきり言ってアメリカの癌のようなロビー活動グループです。

米大統領選挙もAIPACが勝利の決め手になるとまで言われています。

2016年のAIPACのポリシー会議に出席したトランプ氏は
「自分が大統領になったら米国大使館をエルサレムに移転させる」と講演し、
AIPACのメンバーから熱狂的なスタンディングオベーションを受けました。

AIPACのアジェンダは以下のようになっているそうです。(2006年)

ハマースに率いられたパレスチナ自治政府を孤立化させる
イランの核兵器保有を防ぐ
イスラエルを支援し、中東における唯一の民主主義国家を守る
イスラエルを、将来の脅威から守る
(アメリカにおいて)次世代の親イスラエル政治指導者を育成する
アメリカ合衆国議会に対し、米-イスラエル関係に関する宣伝活動を行う

参考: ウィキペディア 『アメリカ・イスラエル公共問題委員会』

さて、イスラエルのロビイストたちの広報活動の末か、
アメリカ人の大半は、「イスラエルは敵国アラブ独裁の海に浮かぶ民主主義の島」
または、「イスラム軍国主義と対立する奇跡の同盟国」という解釈である。

さらにはホロコーストも世界の同情を誘った。
特に、アメリカのユダヤ人は罪悪感もある。
彼らはアメリカ社会での政治的地位を高めたのにもかかわらず、
アメリカ政府はユダヤ人がヨーロッパで虐殺されているという報告への対応が遅かったからだ。

ここでアメリカのユダヤ人たちも一種の恐怖を感じたはずだろう。
もし、このホロコーストがアメリカでも起こったら、、、という恐怖感だ。
ここで彼らは我が身を守るために犠牲者文化を創り出した。
なぜなら、何か卑劣な出来事が起きたとき、クリスチャンがユダヤ人を非難してきたという
長い歴史的伝統が彼らのDNAに刻まれているのを知っているからだ。
なんなら新約聖書は反ユダヤ主義によって書かれているし、
ユダヤ陰謀論なども典型的な例だ。

この犠牲者文化はアメリカにおける社会的弱者を引き付けた。マイノリティーだ。
なので、ユダヤ人は基本的にリベラルな民主党派である。

話はそれて、去年の11月の感謝祭パーティーに行ったとき、
ユダヤ人が数人いたので政治の話に花が咲いたのだが、なぜか皆さん共和党でした。

そのうちの一人は今まで自動的に民主党に票を入れていたけど
2016年ではトランプに投票したそうです。
彼は人生初めて共和党に一票入れたそうです。

ちなみにユダヤ教コミュニティのなかには家族のなかでも
家の主しかとってはいけない電話ホットラインがあるそうで、
選挙前にそのホットラインにラビから誰に投票するべきかと電話がかかってくるそうです。

こんなにユダヤ人が宗教の力で民主党支持を団結していては難しいです。
だって彼らはAIPACを支持してるわけですし、、、
では、どうやってユダヤ人の民主党の票を割らせるのか?

ここで登場したのが民主党でも超左寄りの下院議員、俗にザ・スクワッドと呼ばれる
イルハン・オマール氏やラシダ・トレイブ氏といったイスラム教徒の女性たちだ。
(オマール氏はソマリア系、トレイブ氏はパレスチナ系)

彼女たちはイスラエル政府に対して批判的であり、
オマール氏はツイッターで

「イスラエルは世界に催眠術をかけた。
アッラーは人々を目覚めさせ、イスラエルの悪行を見るのを助けてくれた」
などと書き込み、「反イスラエル主義」という烙印を押された。

また、ベンジャミン・ネタニヤフ首相に対して「ベン赤ちゃんがすべて」と宣戦布告。
ネタニヤフ首相はこの女性議員に対してイスラエル入国を禁止。
また、ユダヤ人は民主党を支持するなとも発言。
マイノリティを支持する民主党は複雑であろう。
白人至上主義者が反イスラエル主義を掲げたわけではないからだ。

また最近ユダヤ人を狙った発砲事件もアメリカで連続で起きた。
ところが、犯人も同じユダヤ教や、非白人だ。
これでは犠牲者文化も効果がない。

AIPACは2020年もトランプ大統領を支援するだろう。
歴代の大統領たちがずっと宣言しても実現しなかった
米大使館のエルサレム移転をトランプ大統領は実現させたのだから。

ところが、このエルサレムを首都とするのは実はとても危険行為であろう。
逆にイスラエルに混乱をもたらしているようにも思える。
と、考えると、トランプ大統領はシオニストに喜びを与えるものの
わざとイスラエルに混乱をもたらせ、
イスラエルによるアメリカ政治への影響力をそぎ落としているようにも思える。
実はこれは歴代の大統領にもできなかったことだ。
なんといってもアメリカの中東政策がイスラエルにハイジャックされっぱなしだった。

1993年のオスロ合意での協定もイツハク・ラビン首相の暗殺で失敗に終わり、
イスラエルとアラブ国家の関係は未だ解決されていない状態だ。

イスラエルは自国の生存に深くコミットするのなら、パレスチナ国家の正当性も信じるべきだ。
これからは戦争ではなく外交で解決していかなくてはならない。
令和は各地域、国が切磋琢磨しながら発展させていく共栄の時代だ。

アメリカの中東政策や政治がイスラエルにハイジャックされていたというのは
つまりイスラエルの建国の原因である「英国」がアメリカの政治をハイジャックしていた、
といっても過言ではないだろう。

ならば英国のEU離脱はアメリカが英国を逆ハイジャックしたともいえる。
もちろん英国の影響力をそぎ落とすためだ。

今起きている中東での戦争ごっこは英国のEU離脱が決定するのを待ってから開始したのだろう。

dennis_ross_israel.jpg
ベンジャミン・ネタニヤフ首相、米国特使デニス・ロス、パレスチナ自治政府のヤセル・アラファト大統領。1997年1月15日、ヨルダン川西岸からのイスラエル軍部分撤退に合意し、握手を交わした。
AP Photo / Nati Harnik

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