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2019-02

2019年の一般教書演説 State of the Union = SOTU - 2019.02.06 Wed

今年のSOTUは去年よりも長かった。
1時間半近くにもわたる演説は、感動する場面がいくつかあった。

trump-sotu.jpg

さすが、トランプ大統領は演説がうまい。
これは政治家出身でない強みだと思う。

また、スピーチの構成を練ったチームも政治家的ではない。
どちらかというと、ビジネス感覚に優れているタイプであると思う。
トランプが大統領候補時代からスピーチ部門を任されているのは
スティーブン・ミラー氏である。

彼は若く、そしてユダヤ人だが、これといった政治経験があるわけではない。
しかし、トランプ大統領はビジネスマンである。
建前が大切な政治家ではないから、雇うときは実力重視である。

そんな有能なビジネスマンが現在このアメリカという大国を政治的にリードしているのだから
わたしはアメリカ国民をうらやましく思う。

また、トランプ大統領が議会に現れる前に、議長(Speaker of the House)への呼びかけがあるが、
今年は「マダム・スピーカー!」である。
これは2007年以来である。
2007年、初の女性の議長がSOTUの時にブッシュ大統領(息子)の後ろに副大統領と並んで座った。
その時もナンシー・ペロシ氏である。

今年のヴィデオの26:35あたりで聞くことができる。



ちなみに、マダム・スピーカーのナンシー・ペロシ氏と共に女性軍(民主党側)が白いスーツ姿なのは、
「女性参政権」の主張らしいです。
しかし、現在ではほとんどの国で認められてますから、これは民主党女性軍からの
トランプ大統領に対するメディアに訴えた嫌がらせでもあることでしょう。

suffragist_parade.jpg
1912年女性運動(ニューヨーク)

余談ですが、女性の参政権のほうが歴史的に黒人の公民権よりも早かったので
女性の大統領のほうが黒人の大統領より早く誕生するか?と思いましたが、
実際は、黒人大統領の方が早かったですね。

さて、演説内容は、第二次世界大戦から75年経ったということで、
歴史的なことから始まりましたが、
アメリカ人の第二次世界大戦のインパクトはやはりヨーロッパ線であり、
なかでも「D-Day(Delivery Day: 米軍事用語)」つまり、ノルマンディー上陸作戦です。
(ノルマンディー上陸作戦は、映画「プライベート・ライアン」でかなりリアルに表現されています)

その後は経済の話になり、
約500万人の米国人がフードスタンプ(低所得者向け食費補助)の受給を辞めたそうです。

これに渋い顔をする民主党ですが(41:24)フードスタンプを政府が受給するのをやめたのではなく、
多くの国民がフードスタンプに頼らなくてもよくなった、という意味です。
それだけ、いままで両党ができなかったことをこの2年間で成し遂げているということです。

失業率は過去最低の数字。
性別、人種、身体障害者といったマイノリティの失業率も過去最低の数字。
なのになぜ、女性の権利を主張している白い服の皆様、立ち上がって拍手をしないのか?
(43:03)

また国境の壁については、共和党の拍手の中に、民主党がブーイングを始めた時、
ナンシー・ペロシ氏はブーイングをやめるように、指示しました。(56:54)

やはり、テレビ中継されているのですからしかめっ面や渋い顔は
あとで自分の顔をテレビやソーシャルメディアで見た時に恥ずかしいと思うのですが???
こういった場こそ、大人な判断をするべきと思います。
特に2020年大統領選に立候補している方々。
トランプ大統領に対して怒りしか武器にできない政治家は無能だと思います。

そんな中でも、女性の社会への進出。
女性が今まで以上に仕事を得て頑張っている事実には皆さん立ち上がりました。(1:10:07~)

さらに、女性の議員数も過去最多だそうで、嬉しそうにはしゃぐ女性軍に
周りから「USA コール」がかかりました。(1:11:40~)

その後は、インフラに力を入れること、中国との貿易摩擦、ヘルス・ケアについて。

小児癌患者であった10歳の女の子を招待し、
これから小児癌患者のリサーチに政府は予算を組んでいくことを発表し、
その後のスピーチは、親は子供と貴重な時間を過ごせるようにと
産休を有給休暇にさせる権利。
全て、民主党が望む主張だ。
そしてその直後に、後期中絶を違法にすることを語った。

ものすごい計算されたスピーチだ。

軍についてはこの間も書いたように、Missile Defense Systemと2度目の米朝首脳会談について。
(自分が大統領でなかったら北朝鮮と戦争をしていただろう、だそうです)
また、19年も続いている中東への軍事的介入についても
新しい政治的アプローチで交渉している、と述べた。

Great nations do not fight endless war
偉大な国家は終わりなき戦争をしない。

まさに、おっしゃる通りだと思います。

その後はベネズエラの現状。
そして「アメリカでも社会主義の動きがある」と、指摘し、
「アメリカは社会主義にならない」と宣言した。

これには、チャック・シューマー氏も立ち上がって拍手をし、
ナンシー・ペロシ氏も後ろで拍手をした。

そんな民主党リーダーを見て驚いたのはわたしだけでなくFOX Newsもだ。
もちろん、民主党の中でも社会主義を推し進めている人たちもだろう。

アメリカ国家の歴史は「自由と正義」で成り立っている。
わたしたちは生まれながらに自由であり、
政府が関与するような社会主義国家ではない、と宣言した。

神の下の分割すべからざる一国家、
これが古き強きアメリカの価値観である。

そんなアメリカをもう一度再現させようとしている。


☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆

今日の一言英単語

『Pledge of Allegiance』 プレッジ・オブ・アリージェンス

アメリカ合衆国への忠誠心の宣誓。
I pledge allegiance to the Flag of the United States of America,
and to the Republic for which it stands,
one Nation under God,
indivisible, with liberty and justice for all.
私はアメリカ合衆国国旗と、それが象徴する、万民のための自由と正義を備えた、
神の下の分割すべからざる一国家である共和国に、忠誠を誓います。

合衆国国旗に顔を向け、右手を左胸の上に置き、起立して暗誦する。
帽子は取り去る(宗教上問題がある場合を除く)


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● COMMENT ●

やはり、「アメリカは社会主義にならない」というところでチャック・シューマー氏が立ち上がって拍手をしたことに対し、リベラル・メディアは批判してますね。
それと、話題になったピッツバーグにあるシナゴークでの乱射事件の時にその場にいた方はホロコーストの生き残りでもあったためにゲストとして招かれましたが、ちょうどSOTUの日が81歳の誕生日だったこともあり、周りの皆さんがハッピー・バースデーの歌を歌う場面は1:43前後から見ることができます。


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