鷹匠が語るウサマ・ビンラディンと鷹狩キャンプ - 世界情勢

鷹匠が語るウサマ・ビンラディンと鷹狩キャンプ

ウサマ・ビン・ラーデンといえば、国際テロ組織「アルカーイダ」を設立したことで有名だが、2011年5月2日にパキスタンにおいて米海軍対テロ特殊部隊の軍事作戦によって殺害されたとされている。ところが最近になって殺害されたのは影武者であって、本物はイランにいたという話が出てきた。当時の機密に関わっていた人物が内部告発に乗り出したからだ。

2012年リビア・ベンガジで起きた米領事館襲撃事件の時、ドイツ駐留米軍であったニック・ノゥ氏はあの時米軍が全く動かなかったことに対して不信を抱いていた。ノゥ氏はリタイヤ後、ベンガジ委員会の共和党員一人と接触したが、調査も聴聞会も終了したとして受け付けてくれなかった。オバマ政権に接触するも、「FBIにでも連絡したら?」と、軽くあしらわれ、闇の深さを実感した。トランプ政権になり、ジェームズ・コミーFBI長官がクビになった後、FBIに接触するもその後FBIからは何も連絡はなく、前途多難であった。ある日、ノゥ氏はDr.デーブ・ジェンダのインターネットラジオ番組にゲストとして招かれたチャールズ・ウッズ氏の話を聞いて即座にデーブに連絡を入れた。チャールズ・ウッズ氏はベンガジ事件で死亡した米海軍特殊部隊SEALS(シールズ)の元隊員タイロン・ウッズ氏の父親だ。デーブはすぐに二人を引き合わせた。そして今年に入り、当時の機密に関わった人物がこの2人に接触した。この人物はサファリクラブ(冷戦時代にソ連に対抗するために結成されたCIA的組織)のエージェントであった鷹匠、アレン・パロット氏だ。この3人のビデオトークがYoutubeに今週アップロードされ、ソーシャルメディアで話題になっている。トランプ大統領もその件に関した記事をリツイートしているから目にした人もいるかと思う。証拠がないと反論する人も多いかと思うが、パロット氏は当時の書類や会話を録音して残しており、巨大な量の証拠があると証言している。ノゥ氏によるとすでに書類をそろえ、現在、下院議員の一人(誰とは言えない)にすべて書類を渡して託してあると述べている。さて、見事に大スキャンダルが暴かれるか!?暴かれれば関わった者たちは皆、国家反逆罪に問われる。

さて、この3人のビデオ・トークの内容を紹介する前に、サファリクラブのエージェントであった鷹匠、アラン・パロット氏について少し説明したい。70年代初頭、メイン州に住むパロット氏はプロの鷹狩りとしてキャリアを追求するために、イランへと旅立った。当時18歳。首都テヘランに到着し、鷹の絵を見せると次の日にはモハンマド・レザー・シャーの所有する鷹狩キャンプへ連れていかれたそうだ。その後すぐにパロット氏はシャーの個人的な鷹のトレーナーとして雇われた。18歳のアメリカ人少年がパフラヴィー2世とすんなり引き合わされるんだから、パロット氏の運命は事前に用意されていたとしか言いようがない。

パロット氏はテヘランに1年滞在したあとアメリカに帰国するとコーネル大学に入学し生物学を専攻する。血統的に純粋な白ハヤブサを合法的に捕獲し、繁殖に成功させた後、大学を3年目で中退し、アラブ首長国連邦大統領やサウジアラビア国王への白ハヤブサの供給者としてアラブ王族とつながりを持つようになる。ハヤブサは中東ではステータスであり、権力の象徴であり、神格化している。ハヤブサは金よりもヘロインよりも価値があった。パロット氏は王族へのハヤブサ供給者として王室鷹狩キャンプに出入りするようになる。

しかし時代が経つにつれて、裕福なアラブ人の趣味である鷹狩が変化し始めていることにパロット氏は気づいた。ハヤブサの闇市場は軍事指導者の汚職、政治的殺人、国際テロにつながり、王室鷹狩キャンプは武器の密輸業者が集まるロビー活動の場と化し、そして「鷹狩キャンプ」は中東で「ビジネス」をするという比喩となった。最終的にパロット氏はアラブ王族へのハヤブサ供給を辞め、ハヤブサの密輸の取り締まりに専念することにした。密輸を取り締まるということは密輸業者から情報収集することになり、機密の鷹狩交通ルートを手に入れることができる。例えば鷹狩キャンプに出入りするウサマ・ビン・ラーデンの位置を見つけ出す時にこうした機密ルートが機能する。90年代から2000年代にかけてウサマ・ビン・ラーデンは鷹狩りに深く関わっていた。パロット氏が交流した密輸者のなかにはバローチスターン地域でウサマ・ビン・ラーデンに遭遇した人もいた。その頃、米国務省も鷹狩キャンプを監視しており、ウサマ・ビン・ラーデンはワズィーリスターン地域の洞窟にいるといった情報を得ていた。これはトラボラの戦いの後だろう。パロット氏は2004年にはウサマ・ビン・ラーデンはイランに所在していることを突き止め、CIAやNSAに情報を提供するも米政府からは反応はなかった。それどころか米国政府とイランはウサマ・ビン・ラーデンを保護していた。【続く】

続きの記事 【鷹匠が語るウサマ・ビンラディン殺害の真相】

Youtubeにアップロードされたビデオ・インタビューを要約して紹介するつもりでしたが長くなったのでここで一回記事を切ることにします。パロット氏によるウサマ・ビンラディン殺害の真相は次回の記事に書きます。PCの調子もトロいので記事が消えるなどといったアクシデントが起きる前にここでひとまず保存させてください。

falconer.jpg

参考:
Feathered Cocaine: The Story of Money, Terrorism and Falconry (HUFFPOST 2013年12月5日)


☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆

3つのブログランキングに参加しています。
クリックのご協力お願いいたします


にほんブログ村 ニュースブログ 海外ニュースへ
関連記事
スポンサーサイト



0 Comments