核軍縮は平和への願い

トランプ米大統領が連邦最高裁判所判事に指名したエイミー・バレット氏の上院司法委員会による公聴会が今日から始まった。今日は冒頭陳述だが、明日からは上院議員からの質問が控えている。今月中には上院本会議で採決が行われる予定だが、共和党議員が上院の過半数以上を占めるため、指名は承認されるだろう。就任すれば女性の最高裁判事は米史上5人目となる。また9人の判事で構成されている最高裁は保守派6人対リベラル3人といった構図になるため、憲法を拡大解釈させない保守的な連邦最高裁判所となるだろう。またバレット氏は女性であるということ、養子として黒人の子供二人(ハイチ)を迎え入れていることなど、リベラル派は彼女に対して「人種差別カード」を切りにくいだろう。もちろん民主党上院議員は意地悪な質問をしてくるだろうが、明日からキックオフだ。

さて話は変わるが、数日前の異例の未明に実施された北朝鮮軍事パレードでは北朝鮮の最新型ICBMが公開された。2017年には火星15といった大陸間弾道ミサイルが披露されたが、理論上、1万3000キロの飛行が可能だそうで、首都ワシントンDCを含む米本土の主要都市を射程に収めることができるそうだ。しかし今回の軍事パレードで披露されたのはさらに大型化された大陸間弾道ミサイルで、運用可能であれば陸上発射型のICBMとしては世界最大級の1つとなるそうだ。デカけりゃいいってもんじゃないけど、アメリカ人は何でもデカいのが好きだ。米軍産複合体がバックアップしたとしか思えない。これをみて西側は「核軍縮」を考えざるを得ないだろう。

以前、ロシア側は新START延長の条件に含まれる「両国の核弾頭の凍結」「将来の多国間軍縮条約の枠組み」といった条件に対し、「成功の見込みがない」と一蹴した態度をとっていたが、10月2日にはオブライエン米大統領補佐官とロシアのパトルシェフ安全保障会議書記がスイスのジュネーブで会談して何やら発展があったようだ。ちょうどトランプ大統領がウォルター・リード米軍医療センターに入院した時だ。5日にはビリングスリー大統領特使(軍縮担当)とリャプコフ氏がヘルシンキで軍縮協議を行っている。ペンタゴンの制服組はマティス国防長官を見てもわかるように軍縮に反対だから、スイスやフィンランドに出張に出かけた補佐官たちはペンタゴンを通さずトランプ大統領が入院している軍事病院内でホットラインを結べたのではないだろうか?ロシアに圧力をかけるためにアルメニアとアゼルバイジャンを戦闘させたのではないだろうか???時期が時期なだけにそう考えてしまう。もちろん核軍縮は米ロ間だけでなく中国も含めなくてはならない。中国とロシアは仲がいいように思えたが、ウクライナが財政難から逃れるために軍事兵器を世界に拡散しており、中国へ流れていることからロシアは中国に対して警戒している。

米露間の戦略核兵器削減条約(START)

核軍縮は天皇皇后両陛下の平和への願いだ。8月11日に天皇皇后両陛下は国連事務総長の代理として広島・長崎の平和式典に出席した中満泉事務次長を赤坂御所に招き、核軍縮をめぐる現状について聞かれた。天皇陛下のお言葉は歴史を変える力がある。世界は核軍縮に向かわなくてはならない。
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