像損壊は人種を盾にした似非ルネサンス工作

アナキストたちに占領されたCHOP自治地区(旧名CHAZ)で発砲事件が起き、19歳が死亡、1名重体だ。数日前にもCHOP付近で発砲があり、1名負傷している。

事件当時、情けないことに警察はCHOP自治区に入れなかった。撃たれた2名はCHOP内の野外病院のテントに運ばれ、まともな手当ても受けれず、結局、乗用車で病院に運ばれた。撃たれた19歳は病院で死亡した。

「平和的なアナキストによる自治地区」という主張ではなかったのか?警察が現場に入れないから事件調査もできない。被害者、被害者の家族からしたら誰に責任を負わせるのか?CHOPの自称リーダーのラッパーRAZか?シアトル市か?警察か?ワシントン州か?野外病院か?

この事件をきっかけに、今までCHOPを「Summer of Love」などとアナキストのやりたいようにやらせていたシアトル市長も資本家たちがシアトルから撤退していくのを真に受けて「これから少しづつ、自治地区を小さくして解体させる」と公言した。CHOP の Summer of Love は夏が終わる前に終わりそうだ。

またアナキストたちはホワイトハウス付近の一部地域を占領し、BHAZと名付けようとしたが、失敗している。(←あたりまえだ)前にも書いたが、DCで暴れている抗議者たちは白人が多い。

BHAZ=Black House Autonomous Zone (ブラックハウス自治区)

BLMを名乗る反人種差別運動のデモ参加者たちがアメリカの歴史上の人物像の破壊を試みている。ジョージ・ワシントン像、テディ・ルーズベルト像、アルバート・パイク像、エーブラハム・リンカーン像などは落書きされ、破壊されている。なかにはインドの父、ガンジーまでもBLMと落書きされている。(笑)

みな、フリーメイソンに関連した人物たちだ。

これは「人種」という武器を盾に使った破壊工作だ。ちなみに、フリーメイソン陰謀論は反フリーメイソンが流したデマであるのであまりユダヤ陰謀論やフリーメイソン陰謀論などにめりこむと判断を間違える。フリーメイソンは巷で言われるようなものではない。

ワシントンDCにある第7代米大統領アンドリュー・ジャクソン像が攻撃されたが、像があまりにも重くてデモ参加者たちは引きずり下ろすことができなかった。トランプ大統領は像を壊さないようデモ参加者に警告し、州兵400人を待機させている。像を損壊した者は禁錮10年を科される大統領令を今週中に出す可能性がある。

まず、偶像崇拝を許されているのがキリスト教だ。教会に行けば、スタンドグラス窓や天井、いたるところにイエス様やマリア様や天使や使徒たちの絵が可視化されている。また石工たちがいたるところに像を立てているのもある意味偶像崇拝だ。それは指導者や科学者といった歴史上の人物であってもだ。

つまり、キリスト教文化である像を破壊するということはキリスト教を戒める行為でもある。現在、欧米で歴史上の人物像が破壊のターゲットにされているのは、宗教観に対する攻撃であって、人種問題はカモフラージュにすぎない。

知識の解放と脱カトリック化へ、フリーメイソンがルネサンスを仕掛け、アラブ文化圏に保存した思想や文明を逆輸入し、文化が飛躍した。

今回もアナキストによる「西側の思想の解放」ではあるものの、過去のルネサンスとはプロセスも違うしアウトカム(結果)も違ってくるだろう。

次にこうした自称アナキストによってターゲットにされるのは宗教になる。人間は100年経っても、500年経っても根本的なものは変わらないらしい。

ライブドアニュース記事 2020年6月25日
BLMデモの像損壊にトランプ氏警告、州兵も待機 米首都
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