アメリカ同時多発暴動

ミネアポリス司法当局はジョージ・フロイド氏を死亡させたデレク・ショビン被告を当初より重い第2級殺人の容疑で訴追することを決め、また現場にいた他の警官3人も殺人ほう助と教唆の容疑で逮捕・訴追した。

これで暴動も沈静化するべきである。もし沈静化しないのならば、すでに最初のデモの目的を無視している。

さらにフロイド氏の告別式も行われた。元ボクサーのフロイド・メイウェザーが葬式などの費用をご家族に寄付するといってたが、いろんなルートでかなりの寄付金がご家族に入ったのだろう。ゴールドのキャスケットなんか初めて見た。まるでモーゼの「契約の箱」のようだ。。。

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米首都ワシントンDCでは今日も抗議活動が行われていたが、暴動が沈静化してきていて、わりと平和的なデモであった。トランプ大統領も州兵をDCから撤収させた。

カルフォルニア州やニューヨーク州は警察の予算を削るなどして警察の弱体化を図ろうとしている。その分の予算は社会福祉や教育に回せとの市民の声が出ているからだ。こういった民主党派の州は銃規制にも熱心だ。市民から銃を奪い、警察の組織を弱体化させたらどうなるのか?

今回の過激な暴動で「反乱法」が注目されたが、これによって大統領が連邦軍の動員を宣言できることがわかった。もちろん非常事態に陥るほど危険な状態になれば、トランプ大統領は躊躇なく「反乱法」を発動させただろう。「法と秩序」を望んだ市民も多かった。

しかしこれがトランプ大統領ではなく、他の大統領であったらどうだろうか?支持率を気にして「反乱法」を発動しないだろう。すると仮に暴動がエスカレートしてかなり危険な状態になった時、FEMA(アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁)が介入しざる得なくなる。

FEMAはもともと大統領直属の独立した連邦機関だったが、2003年にブッシュ政権による組織改編で、新しく2002年に発足された国土安全保障省(DHS)に編入された。そしてFEMAは北方軍のサポートを受けて連動している。ということはFEMAを介せば北方軍は大統領から独立して動けるのだろうか?もしそうであればFEMAが暴走するとかなり危険である。

さて抗議活動は別にして、こんな暴動や強奪は長くは続かないだろう。マンハッタンのダイヤモンド街を狙うと予告した男はすぐ捕まったし、私の住む近くの町でも集会を予定していたらしく、破壊用のレンガや瓶などを詰めた車やトラックが見つかり警察に押収されている。店の防犯用カメラなどに顔や姿が映ってたりするから顔認証システムで犯人も全員ではないだろうが、探し出すこともできるだろう。また極度に破壊行為をした人たちはテロ指定され今後監視の対象だ。

まあいろいろと悪いことだらけのアメリカ同時多発暴動であったが、唯一良かった点は、コロナが茶番だったってことを世界中に示してくれたことかもしれない。
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