アメリカ人は預金が無い

今年もサンクス・ギビングがやってきました。今週の木曜日です(11月22日)アメリカでは毎年11月の第四木曜日は感謝祭、Thanksgiving Dayです。クリスマスより感謝祭の方が好きというアメリカ人は多いです。

ホワイトハウスでは恒例の「Turkey Pardon」という行事があります。これは大統領が2羽の七面鳥を屠殺される運命から恩赦する行事です。

turkey_pardon.jpg

また、感謝祭から1か月後のクリスマスに向けて消費が大きく動くため、各小売店では感謝祭をクリスマス・セールの前哨戦と位置づけし、感謝祭の当日木曜日、または翌日の金曜日から特別セールを行います。これを「ブラック・フライデー」と呼びます。

最近では、消費者のあまりにも行き過ぎた行為がネットやテレビで報道され悪い印象ばかりです。なのでせめて当日の木曜日は店を閉めて、家族を大切にというポリシーを掲げた店も増えました。この時期の売り上げが小売店の年間通算収支を黒字に転換する境だそうです。さらに、週明けの月曜日にインターネット通販で買い物をする人が多いことから感謝祭休み明けの月曜日を「サイバー・マンデー」と呼びます。とにかくお祭り騒ぎです。

アメリカ人は消費が大好きです。皆さんもご存知かもしれませんがアメリカ人は預金が無いです。勿論、お金持ちの人たちはそうではないかもしれませんが、一般的にアメリカでは預金よりも不動産の方が人気です。逆に日本人は真面目にお金をコツコツ貯めます。
私の祖父がそうでした。 昔は金利もよかったんですから、まあ理解も出来ます。なぜ、アメリカ人はコツコツとお金を貯めないのでしょうか?私は今までアメリカ人は単に「怠け者だから」 預金が無いと思ってました。

ある日、スエーデンから友人が遊びに来たのですが、スエーデンは福祉国家で有名ですよね。 教育も医療保険も何もかも保障されていて皆がうらやましがる国です。

「スエーデンは素晴らしい!」
「国民の老後は保障されている!!」
「だから、ユーロに初めから入らなかった!!!」

これを聞いたアメリカ人が返しました。「老後が保障されているのは素晴らしいけどアメリカではそれはウケない」

私も含め外国人は一瞬、 「どうして?」と、思いました。 すると、アメリカ人は言いました。「アメリカ人は形の無いものにお金を使わない」

さすが、超現実的精神! 傭兵軍団国家。信じるモノは今現実にあるもの。 アメリカ人にとって「老後」も「預金」も形の無い未来のものなんですね。まさに、価値観の違いを見せつけられました。

ちなみにスエーデンでも現在、移民が問題になっていて、若い層の人たちが税金を払いたくないと不満を言ってるそうでこのまま行くと将来は福祉国家ではなくなるかもしれないという不安はあるそうです。なので、スエーデンが教育も医療保険も保障された福祉国家だからといってそのスタイルが世界中に適応するのか?といったら、それは違うと思います。世界は地政学的にも民族的にも文化的にも多様性があります。スエーデンは所得税60%です。さらに小売店なんか経営してる場合など、政府はレジの中の現金まで把握してるそうですよ。
関連記事
スポンサーサイト



Comment