日本ではオーバーシュートが起きても気付かない

在日米大使館は昨日(4月3日)、ウェブサイト上で、現在日本に滞在中の米市民に対し、外国にとどまるつもりがなければ直ちに帰国に向けた手続きに入るべきだと警告した。

これはアメリカ政府が米国民を守るために下した判断だが、日本政府がコロナ検査を広範には実施しないと決めているために、アメリカからすると日本での罹患(りかん)率を正確に把握するが困難だからだ。

日本はデータ不足でどうなるのか誰も予想がつかない。

このまま軽症・無症状者が多くて検査を拒否していると、実際に感染の爆発が起きているのかも把握できないままいつの間にか医療現場が混乱し始めるだろう。

医療システムが機能しなくなった時に、外国人や持病持ちは命取りになる。

これはアメリカ政府として正しい判断であると思う。米国民を守らなくてはならないからだ。

前にも書いたが現状を把握するためには結局、検査するしかないのだ。

普通であれば、ウイルスは感染を重ねるごとに弱体化していく。ところがこのウイルスは人工的であるためなのか、中国から欧州へ渡った後、イタリアなどで短期間に感染を重ね、毒性が強くなったのではないか?と私は思う。



この動画では山中伸弥教授が、「感染者が出ても気付きもしない状況。ある意味、日本ではオーバーシュートは起こらないんです。気付かない。この状態を早く変えないと、気付いた時には手遅れということになりかねない。」と、解説しています。

つまり、iPS細胞研究者からの解説によると、日本では遺伝かBCGかはわからないが、オーバーシュートは起きない。

しかし、起きないからこそ人々は油断してしまう。感染は広がっているのだから全員無事というわけではない。BCGと言っても抗体性にも免疫力にも個人差があるだろう。例の各国による感染者数のグラフを眺めているだけでは日本での重篤者を救えなくて、死者が出るだろう。

また、専門家会議・尾身茂副座長は「(病床が)満杯になってからでは遅い。感染症指定病院がいっぱいになるのは目に見えている」と、警告している。

アメリカの人口は日本の2.5倍、面積では日本の約25倍だが、日本の方がアメリカよりも病院数は多い。ところが、これがICUのベッド数という話になると、まるっきり逆になる。人口10万人当たりのICUのベッド数(集中治療のベッド数)で見れば、日本はあのパンデミック地獄を見たイタリアやスペイン以下だ。

日本は病院数と病床数は世界一でも、24時間体制で対応できるICUの病床数は少ない。ということは、専従医/専門医も配置されていないことになる。

日本のコロナ医療の弱点、「集中治療ベッド数」はイタリアやスペイン以下
(ダイヤモンド・オンライン 2020年4月4日記事)


病床数も大事だが、人工呼吸器などといった専門的な機械を扱う専従・専任の医療従事者が少ないから日本の医療現場が崩壊する可能性があることを考えなくてはならないのではないか?オーバーシュートは起きないからといって油断はできないのではないか?

少なくとも、アメリカ政府、山中伸弥教授や尾身茂副座長、そして日本集中治療医学会は、オーバーシュートによる重篤患者の増加に日本の現場が対応できないことを知っている。
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