戦争だ!日本のBCGがコロナに効く?

ニューヨーク州のコロナ感染がものすごい勢いで増加する中、アメリカでは人工呼吸器が不足しているとのことでトランプ大統領はGMに人工呼吸器製造を命令した。(GMもフォード社もすでに製造に乗り出していたのだが)

これは国防生産法に基づいた命令であり、国防生産法とは朝鮮戦争中の1950年に制定され、大統領の権限で民間企業に医療品の増産を指示できる法律だ。

つまり今、アメリカは戦時中なのである。

東京も感染者数が増えている。この感染者数が指数関数的に成長するとある時点を境に感染者数が急激に伸びる。

今まで感染者の成長率が低かったから「ある時点」まで長い時間がかかった。これが欧州やアメリカが日本よりも早く感染拡大した理由だろう。しかし東京で感染者数が最近増えてるということは指数関数が「ある時点」で曲り角を曲がりはじめたのだろう。

曲り角を曲がりはじめたらスピードが加速する。その時の加速するスピードに医療現場がついていけなくなる。だから軽症者を収容できるスペースが必要になってくる。

つまり増加「率」に騙されると、増加量がある時点で加速することを考えられなくなるから気が付いたらもう遅い!ということになってしまう。

なぜ日本はこの「ある時点」までに時間がかかったのか?

これはネット上では「検査不十分だから」と言われているが、最近、オランダやオーストラリアでBCGワクチンが新型コロナ感染予防に効果がないか医療関係者の間で臨床試験を開始しているらしい。

BCGは子供のとき受ける結核の予防接種だ。国によっては義務化されている国もあれば任意の国もある。日本は1951年から強制的な接種が行われるようになった。

私は医者でも研究員でもないのでプロの方のサイトからまとめると、BCGは血中のIL-1βの上昇を誘導し、サイトカインが出やすい体質に血液を変化させこれがウイルス抑制効果につながるかもしれないということらしい。すると過去に日本株のBCGを受けたことがあればウイルスの量が抑えられて感染しても軽症で済むということだろう。

私の息子たちもアメリカの小児科でBCGを受けているが日本株ではない。ネットで効果を調べたら接種から15~20年ぐらいだろうとのこと。

もちろん体質もあるだろうから日本人全員が軽症になるとは言えないが日本がこの「ある時点」までに外国よりも時間がかかったのはこうした理由があったからなのかもしれない。

「検査しろ」信者も「検査するな」信者もここで少し冷静になったほうがいいかもしれない。
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