法人化された世界で生きる【前編】契約の世界
よく「アメリカは株式会社」と言われますが、これはアメリカに限った話ではありません。2001年のアメリカ同時多発テロ事件以降、世界のほとんどの国の行政機関は法人化されています。日本の各行政機関のウェブサイトにも法人番号がしっかりと記されていますので、興味のある方は調べてみてください。宮内庁も法人化されています。別に法人化されることは悪い事ではありません。それでは何故、運営するにあたって世界を法人化する必...
シンボルの力と世界の運営
G7広島サミットが始まっていますが、ゼレンスキー大統領が参加をするようです。先週、ゼレンスキー大統領はローマ教皇と会談し、新たな海路(国際通商取引)を「キーウ」に設立したことだと思います。これによりウクライナ紛争をこれ以上長引かせる理由もなくなったはずです。そろそろウクライナ紛争も終焉に向かうかもしれません。目次● サンピエトロ広場に象徴される鍵の力:バチカンは聖なる都市からかけ離れた小さな秘教領域●...
現代でも引き継がれている封建的システム
元号「令和」の和は聖徳太子の言葉が由来だとされています。「和を以て貴しと為す」から始まる日本最初の成文憲法「十七条憲法」。そこには国家理念と人間精神が説かれた、実質日本国の確立があります。千四百年以上も前です。また、令月とは「素晴らしい月」「めでたい月」という縁起の良い言葉ですので、本当に令和維新が成されることを期待しています。目次● 鎖国から開国の流れ:世界は政府を一つに統合するような世界秩序へ●...
令和維新『戦後70年という大きな節目を迎えて』
ブルームバーグによると、3月の国際貿易決済において、人民元の利用割合が米ドルを若干上回ったそうです。先月のメルマガで新ブレトンウッズ体制については解説しましたが、私は数年前からブログなどで人民元の国際化を指摘してきました。もちろん中国崩壊説を支持する人たちからは一笑されましたが。このように既存の体制が変わる令和初期、今回はそんな激動の時代に翻弄される日本について考察していきたいと思います。目次● 鳩...