メディアが伝えない米国事情

ロシアとウクライナ間の緊張

数日前、ウクライナ艦船がロシア海域に入り、ロシア警備艇の停止要請に応じることを拒否したため、海上での衝突が発生し、ロシアがウクライナ艦船3隻を拿捕(だほ)しました。ポロシェンコ大統領は27日、両国間での「全面戦争」の脅威を警告し、ロシアが国境地帯で軍事的プレゼンスを急速に高めているとロシア政府を厳しく非難しました。一方、プーチン大統領は28日、ロシアによる拿捕の正当性を主張、ウクライナ政府によって計画...

地球平面説に貢献するNASAとイエズス会

感謝祭も終わり、クリスマス、年末と、あっという間に今年も終わってしまいますね。七面鳥とチキンに味の違いはあるのか?という質問もいただきましたが、特に違いはないように思います。ターキーの方がヘルシーみたいですが、ただ、Dark Meatの部分(Dark Meat=もも、足)は七面鳥のほうがちょっとクセがあるように思います。サイズも七面鳥は大きいので、調理に時間がかかります。オーブンで長時間ローストするのが一般的ですが...

アメリカ人は預金が無い

今年もサンクス・ギビングがやってきました。今週の木曜日です(11月22日)アメリカでは毎年11月の第四木曜日は感謝祭、Thanksgiving Dayです。クリスマスより感謝祭の方が好きというアメリカ人は多いです。ホワイトハウスでは恒例の「Turkey Pardon」という行事があります。これは大統領が2羽の七面鳥を屠殺される運命から恩赦する行事です。また、感謝祭から1か月後のクリスマスに向けて消費が大きく動くため、各小売店では感...

グローバリズムの終焉

アメリカの建国の⽗は「ジョージ・ワシントン」です。もちろんフリーメイソンのメンバーであったことは有名ですが、軍人です。さて、アメリカはこれまで「強いアメリカ」=「軍事力」を世界に⾒せつけてきました。スーパーパワーと⼀度は聞いたことがあるかと思います。世界の警察が良いのか悪いのか分かりませんが、第二次世界大戦後、世界は「アメリカを盟主とした資本主義・自由主義陣営」と、「ソ連を盟主とする共産主義・社会...

映画「Dirty Dancing」はユダヤ人・非ユダヤ人の恋愛物語

わたしは映画鑑賞が好きです。ということで、ときどきアメリカ映画の話もこのブログで紹介していこうと思います。今回紹介する映画は去年30周年を迎えた、「Dirty Dancing」です。(RIP Patrick Swayze) 私の母のお気に入りの映画の一つなのですが、まるで現代版ロミオとジュリエットのような身分違いの恋愛話。実はこの映画のなかの二人の「身分違い」の焦点は「金持ちの娘&雇われダンサー」ではなく、「ユダヤ人VS非ユダヤ人」...

最近のニュースまとめ

さて、こちはではナンシー・ペロシ氏が無事下院議長に決定したそうです。とりあえず、民主党はまだ古い超左寄りでいくそうです。これからの2年間、アメリカ国内ではとくに進歩がなさそうに思います。フロリダ州の州知事と上院は共和党に決まったものの、僅差で当選したため、現在リカウント(票の再集計)を進めています。また新たにマシュー・ウィテカー氏を司法長官代理として任命。このウィテカー氏はマッチョなルックスでなん...

アメリカのTVメディアを斬る!

アメリカに FCC (Federal Communications Commission)という組織があります。FCCとは連邦通信委員会、つまり、米国内の放送通信事業の規制監督など全米マスメディアを司るところです。FCCは通常、大統領によって任命、上院で承認されます。任期は5年。両党の数のバランスを保つため5人の委員を各党、2:3以上の割合にならないよう管理しています。その5人の中から、大統領は委員長を任命します。ちなみに、9.11アメリカ同...

米国の武装権について

今回はちょっとセンシティブな問題、アメリカの武装権についてです。アメリカは連邦制です。つまり各州が独立していて全50州が「合衆国憲法」によって統合されています。国名からしても、まさにUnited States of Americaですから名実ともに連邦国家です。憲法は前文、本文、修正条項の大きく3つの部分で構成されていて、本文は7条(Article)から成り立っていますが、修正条項は27条あります。これは、憲法の改正を直接本文の変...

2018年中間選挙結果

お待たせしました。よくやく中間選挙も終わりました。と、記事を書こうと思ったら、選挙結果よりもっと爆弾ニュースが入ってきました。ジェフ・セッションズ司法長官がクビになりました。まあ、セッションズ氏はイマイチでしたのでいつかクビになるだとうとは思ってましたが、中間選挙後に発表されました。さて、中間選挙は上院は共和党優勢、下院は民主党優勢でした。しかし、これは予想できたことですので、トランプ大統領も主に...

CIAに雇われた傭兵の話

さて、アメリカに長年住んでいることもあり、色々な人と知り合う機会に恵まれました。そんな中でも今回は特殊な話、CIAに雇われた傭兵のお話を紹介したいと思います。よく、アメリカの陰謀論崇拝者たちは、「軍に入るのは貧乏人だけで、アメリカやイスラエルに騙されて戦場に駆り出されている」などと決めつけてますが、軍に入隊する理由は人それぞれです。愛国心や家系的に入隊する人、また、仕事も行き場もない人、学費がタダに...