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2019-08

米国の武装権について - 2018.11.09 Fri

今回はちょっとセンシティブな問題、アメリカの武装権についてです。

アメリカは連邦制です。

つまり各州が独立していて全50州が「合衆国憲法」によって統合されています。
国名からしても、まさにUnited States of Americaですから名実ともに連邦国家です。

憲法は前文、本文、修正条項の大きく3つの部分で構成されていて
本文は7条(Article)から成り立っていますが、修正条項は27条あります。
これは、憲法の改正を直接本文の変更・改廃せずに、規定文章を残したまま、
修正内容を修正条項として憲法典の末尾に付け足していくからです。

修正条項のなかでも、1~10条までを、Bill of Rights(権利章典)と呼びます。
このBill of Rightsは市民の基本的人権に関する規定になります。

Bill of Rightsの内容はこちらをクリック

さて、このBill of Rights のなかの修正第2条は武装権です。
国民は合衆国憲法修正第2条によって、基本的人権のひとつとして武装権が保障されています。
州によっては携帯も認められています。

勿論、健全な米国民だけ所有を認められています。
重罪の前科のある市民は銃を所持することは禁止されています。
重罪者がもし銃を所持していることを裁判で罪に問われた場合は
禁錮20-30年という結構重い判決になります。

このアメリカの銃問題は2016年の米国大統領選の時、重要なトピックとして浮上しました。
勿論はっきりと線を引いて分けることはできませんが、基本的に

共和党=武装権支持
民主党=武装権破棄

というスタンスです。

先月、ピッツバーグでユダヤ教の礼拝所をターゲットにした乱射事件が起きました。
今日、ロサンゼルス郊外のバーで銃乱射事件が起きました。

この問題は日本人、又は他の外国人には理解しがたいかもしれません。
しかし、銃の規制が非常に厳しいシカゴでも毎日のように乱射事件は起きています。
ハッキリ言って、テレビで全国的に報道するかしないかの違いです。

実は今回の中間選挙の時のアンケートで銃規制の重要性は8%ぐらいで低かったのです。
それはきっと最近まで大きな乱射事件が起きなかったからだと思います。
それよりも国民は医療保険とキャラバンに重点を置いていました。
しかし、ここにきて「銃規定」の問題が浮上することでしょう。

銃の発砲事件が増えると、銃規制したい人たちにとっては願ってもいないチャンスです。
しかし、一方事件が増えると銃の売り上げも右肩上がりだという事実もあります。

アメリカには銃規制に反対する銃愛好者によって設立されたメンバー400万人を誇る
NRAという組織があります。もちろん、NRAは大々的にトランプを支持しました。

National Rifle Association of America(NRA=全米ライフル協会)
NRA=全米ライフル協会はこちらをクリック

アメリカの建国の歴史を見れば武装することは当たり前であって、
国民から銃を取り上げることは逆に良き国民を丸腰にすることになり、かえって危険なのです。
国民の武装権を破棄しても犯罪者は闇で銃を購入し武装して乱射することができます。

また、「銃」が問題だと表向きに報道されますが、
よく考えれば、「自分の身を守る権利」を取り上げたいのでしょう。

この国民から銃を奪うのはアメリカ以前にすでにヨーロッパで始まっていたのです。
実はヨーロッパの方がアメリカよりも狩猟はポピュラーでした。

ヨーロッパはグリーン・パーティーが力を持っています。
そしてこの波がアメリカに上陸すると言われていたのです。
なので、2016年の大統領選で、NRAは必死に抵抗しました。

さて、大都市は外国人も多く、民主党が多いので銃規制に賛成しますが、
アメリカは基本的に大きな田舎です。
テキサスといったカウボーイ州はどうでしょうか?
どうやってカウボーイから銃を奪えというのでしょうか?

intense_concentration_large.jpg

わたしの友人がテキサス州に住んでいますが、
彼女が以前、「カルフォルニア州からテキサスにみんな移住してくる」と言っていました。
お陰で、テキサスは物価や家賃が沸騰しているそうです。

アメリカで年金に税金がかからない州が4州あります。

ペンシルベニア州
メリーランド州
ノースカロライナ州
フロリダ州

です。

なので、リタイヤしたら、年金持ってフロリダ州やノースカロライナ州に行くのは分かります。
東北部で育った人が南部に行くのは抵抗があるため、ペンシルベニア州も人気です。
しかし、なぜカルフォルニア住民はテキサス州へ移動するのでしょう?

それは、カルフォルニア州から左寄りな有権者をテキサス州に移動させることで、
赤いテキサス(共和党)を青い民主党にひっくり返そうと準備しているのだと思います。
「銃規制」をテキサスで叫ばせるためだと私は考えています。

今回の中間選挙でテキサスは苦戦しました。
結果は共和党のテッド・クルスが死守しました。

tedcruz.jpg

相手のベト・オルーク氏(民主党)が今回の中間選挙で費やした額は$70Millionです。
過去最高と言われています。(クルス氏は$33.4Million)
それだけ費やして負けるというのはどんな気持ちでしょうか???

フィリピン出身の知人がいますが、彼の国では選挙賄賂なんか当たり前で
選挙活動に各家庭を訪ねて、家族の人数分お札を配ってくれるそうです。
効果的なお金の使い方ですね(笑)

「武装権」
アメリカは自分の身を自分で守る「権利」があるのです。
つまり、銃を取り上げると言う事は国民から権利を取り上げると言う事です。

他の国から見たら銃なんて納得いかないかもしれませんが
「権利」に置き換えれば納得いくのではないでしょうか?

つまり、 「奴隷」に「権利」は必要ないというメンタリティーです。


☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆

今日の一言英単語

『bear arms』 ベア アームス

武装する。武器を所有・携帯する。


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政治マニアっ子

Author:政治マニアっ子
埼玉県生まれ。高校留学を経て、ペンシルバニア州にある州立大学卒業後、ニューヨークに移動、バイヤーの職に就く。9.11テロ事件後、犬のブリーダー(シェパード)トレーナーとして起業の道を歩む。渡米歴20年以上。趣味は映画鑑賞、読書。特技は犬の心理を読むこと。語学は英語の他にスペイン語も。自分が本当に伝えたいことを伝えるブロガー。現在、電子書籍をアマゾンから出版中。メルマガ登録はこちらから
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